※本記事は筆者noteの加筆修正のものになります。
オープンクラスの振り返り
未勝利戦を見事に脱出して、オープンクラスに挑むことになりますが、オープンクラス以降の成績は今までの凡走とは打って変わって掲示板を外さない堅実な走りを見せてくれていました。
レースの回顧は割愛しますが、概要だけ触れます。
オープンクラスで2着→2着→2着の成績を残した後、2025年8月16日の新潟ジャンプステークス(J・GⅢ)で重賞レースに初参加するも4着と健闘しました。
その時の1着馬は中山グランドジャンプ3着のインプレス、小倉ジャンプステークスと東京ジャンプステークスで2着と好調なサイード、多くの平場重賞レースで好成績を残した目黒記念(GⅡ)の勝ち馬であるヒートオンビートなどメンバーが揃ったレースでした。
京都ジャンプステークス(J・GⅢ)への出走
シルクホースからの毎週ある更新でローディアマントの次走の目標が京都ジャンプステークスとの情報更新がありました。美浦トレセンに帰厩したのが10月12日のため、おおよそ1ヶ月くらい先のレースだろうとは思っていました。
しかしわオープンクラスでの勝利実績がないため、改めて重賞レースではなくオープンクラスでの勝利を目指すと思っていたので驚きながらも重賞制覇に期待を寄せて当日を待つことになります。
レース当週の準備
シルクホースでは、レース出走確定後の木曜日から金曜日の午前までに口取り参加するかどうかを申し込みする権利があります。
他のクラブでも同じような仕組みがあると思いますが、1口出資をしているだけで出資馬と騎手、関係者とともにカメラに収めてもらえるという経験はなかなか出来ないことなので、一口馬主をやってみたいと考えている方や既に出資している方はぜひ口取りに申し込みして現地で観戦してみてください。
口取り式に当選した時の主なルールとしては、服装はスーツ、出資馬が勝利した場合はレース終了後1分以内に集合場所に来るということなので、現地では主にレース終了後、どこに集合するのかレースはモニターではなくゴール前で見ることができるのかなど導線を事前にJRA公式サイトとクラブでの口取り集合場所をチェックしましょう。
当日はお目当てのレースの1.2レース前に来て、集合場所とコースなどの導線や距離感を把握しておくのもいいかもしれません。
レース当日 パドックまで
そして迎えた京都ジャンプステークス(J・GⅢ)。運良く口取り参加の権利を得て、現地観戦できることになったため、スーツを着て京都競馬場へ赴きました。
レース開始前のおおよそ30分くらい前からパドックで出走する各馬の様子を見ることができます。
ローディアマントだけ写真に収めていました。
競馬ファンの中にはパドックの馬の状態を把握して馬券購入に繋げる人もいますが、私にはそのような眼力はありませんので、大人しく出資馬をカメラに収めるだけです。
今や超一流騎手の仲間入りと言ってもいい坂井瑠星騎手もパドックでは判断できないので「馬に乗せて貰えたら分かるんですけどね〜」というようなことを言っていた。それを信じてパドックは気にしないことにしています。


10頭立ての6番人気と伏兵寄りな支持でした。
圧倒的な支持を誇っていたのは、ディナースタです。障害レースに参戦するまでに中央競馬のオープンクラスの芝2,400mで勝利したこともある実力馬です。
その他にもレッドバロッサ、フェーレンベルグ、ナリノモンターニュなどなど障害レースで好成績を残していたり、平場のレースで勝利経験があるなど前回の新潟ジャンプもそうでしたが格上ばかりです。
チャンスはあるとは思うもののやや厳しそうかというのが率直な思いでしたが、まずは無事に帰ってきて欲しいという思いです。

レースと勝利と
パドックを終えるとレースが行われるゴール前で1人静かに始まるのを待っていた。
展開的にはどうなるだろうか、逃げで成績を残しているから逃げるのか、無理に逃げはせずに前目で進めるのかなど普段あまり気にしない展開ばかりを脳内で巡らせてしまいます。
前走は先行しつつも道中でポジションを下げてしまい今までならそのまま沈んでいくと思いきや、そこから脚を伸ばして4着にまで差を詰めれたので控える競馬も経験していたのでそういう展開もありえるか。と。
場内に重賞のファンファーレが鳴り響いたものの緊張してしまい、あまり耳に入ってこず、みんなが拍手をするのに合わせて、とりあえず拍手をします。
スタートが切られると、あれよあれよとマテンロウジョイが逃げていきます。ローディアマントはかなり差が開いた2番手の位置でレースを進めて行きます。
終始後ろに馬がいる状態でジャンプをする度にヒヤヒヤしながらレースを見守ります。
京都ジャンプステークスでは本レースの名物の「3段跳び」といわれる独特のバンケット障害(高低差0.8m、長さ15.9m)含む15の障害が待ち受ける難コースであり、ジャンプやペースが乱れやすいコース設定になっているため、その点も含めて見応えのあるレースです。
レースは進んでいき、ゴールから見て向かい正面のところに差し掛かってきたところで逃げていたマテンロウジョイとの差がだんだんと詰まっていき3コーナーから4コーナーにかけて差がなくなっていきます。
最後の障害を迎えたところでグイッと先頭に立ち、各馬との追い比べになります。
最後の直線がこんなに長く感じることも無いだろう。
長くても20秒ほどの距離とは思うが、祈るようにレースを見つめた時間。
思うに競馬場で聞く掛け声は本命の馬が逃げ馬や先行馬たちを追い抜くように発する「差せー!!!!」という怒声に似たような迫力ある応援が繰り広げられる。
しかし、逃げ馬や先行馬を応援するのに適切なワードってなんだっけ?と。
「来るなー!!」や「差すなーー!」は応援するにはちょっと違うなと思いつつ、拳を握りしめて発したワードが「ソノママーーー!!!」
ゴール板が近づくにつれ、後方から差してくる有力馬たちの脚色の良さが不安になりつつも自分の目の前にあるゴール板を先頭の馬が駆け抜けた時にローディアマントがどの馬にも抜かれていないことを確信して周りの目もくれずにガッツポーズをした。
「ローディアマントが重賞制覇を勝ったと。、」
口取り式への参加
レース終了後、出資馬が勝利した場合、1分以内に集合場所にいないと口取り式には参加出来ないため、ゴールを駆け抜けた余韻に浸る時間もなく、即座に集合場所へと向かう。
集合場所に向かうと既にローディアマントの出資者と思われるおじ様に「ローディアマントですか?」と聞かれ、「はい!」と答えると二人で「おめでとうございます!」と言って握手を交わした。
社会人になるとこういったコミニュケーションや出会いというのはなかなかないので、コミュニティなどに属することによって、定期的に繋がりを保つことが大切だなと感じさせられた出来事でもありました。
参加者が口取り式の受付を済ませると騎手と厩舎関係者の元に案内していただいた。
途中、伴啓太騎手に迎えられて一声をかけられるタイミングがあり、各関係者に「おめでとうございます!」と声をかけていただいた。
小学生の頃、先生が出欠をとる際に名前を呼ばれた時の生き生きとした声で「ありがとうございます!」と返事をしました。
おそらく社会人になってからもっともキラキラした純粋な「ありがとうございます!」を言えたような気がする。それくらい嬉しいものでした。
口取り式では、ローディアマントに優勝のレイが掛けられており、騎手や厩舎関係者、両サイドに出資者が整列をして、多数のカメラマンの前に立ちました。
一般人の人生の中であんなに無数のカメラマンに撮影してもらうことはないため、どこのシャッターに目を向ければいいのか分からないため、とりあえず中央のカメラに注目しておきました。
口取り式では、ローディアマントを間近で見られたものの写真撮影は禁止されていたため、優勝レイを纏ったローディアマントの写真は各競馬専門紙に期待をすることとなりました。
口取り式終了後、ゼッケンと記念撮影
口取り式終了後、元の集合場所で次のレースが終わるのを待ちます。
レース終了後に出資者であれば、ローディアマントが着けていたゼッケンと記念撮影ができるようです。
これは知らなかったことなので目から鱗でした。SNSでは勝った馬のゼッケンと写真を撮っていることを掲載している方がいたので、見てはいましたが、「出資者」であることを証明できれば、ゼッケンと写真を撮れるようです。
方法が不明だったのですが、シルクホースのホームページからログインし、出資馬ページを見せることで写真を撮っていただくことが出来ました。
また、シルクホースでは勝利した馬のゼッケンを抽選でプレゼントするという太っ腹な企画があるため、それも当然に申し込みしました。
おそらく外れるでしょうが、当たれば額縁に入れて飾りたいですね。
結びに
出資馬が重賞制覇をすることが出来て非常に嬉しく思います。
一口馬主といえども、他の好きな競走馬とは違った向き合い方ができるのが醍醐味と思います。
例えば、今までは重賞レースに〇〇という推し馬が出るから馬券を買ってみようかとか、テレビで見てみるかなどの一競馬ファンとしての接し方でしたが、馬に出資をしたということにより、他の馬たちとは違った思いを持って応援することができます。
いわゆる”推し活”ですね。
まだデビューする前から出資をし、定期的に馬の成長をクラブからのお知らせで情報をキャッチでき、デビューの前にはゲート試験やトレセンに入って、いつ頃にデビューできそうだなどと教えてくれます。
ローディアマントに関してはデビューから未勝利が続き、障害レースに転向して花を咲かせることに成功しましたが、新馬戦から勝ち上がり、クラシック戦線で活躍する馬も出てくる可能性を秘めています。(シルクホースならイクイノックスとかが有名すぎますが。)
収支に関して言えば、マイナスとなかなか好転するのは難しい投資と思いますが、アイドルを応援するような推し活ということでいえば、楽しみ方が広がるいい趣味なのでは思います。
一口馬主を始めてみたい!とか、実際のところ一口馬主ってどんな感じなの?と興味を持つ一助になれれば、筆者冥利に尽きます。

